福岡市西区愛宕の歯科クリニック、いけだ歯科

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 このコーナーは、皆様の歯に対する悩みを解決する為皆様のご質問にDr.Ikedaが答えて行きます。まだ不慣れな為、クイックにとは行きませんが、毎月少しずつでもお答えいたします。
 そういう意味では皆さんと一緒に作って行くページです。どんな質問でも結構ですので、お送りください。




■フロスって大事なの?
A しつこいようですが、「フロス」はやっぱり大事!

皆さんもお感じのように、「虫歯」って歯と歯の間からできることが非常に多いんです。そう、歯ブラシでは届かないところにどうしても汚れがたまるのが原因。恐いことにその場合、かなり進行するまで見た目ではまったく分かりません。そして、痛くなってからでは既に手遅れというケースが…。

この"歯と歯の間"をきちんと清掃できていれば出来ていなかったであろう虫歯に対し、予防できるのは、唯一、デンタルフロス(糸ようじ)だけです!

使ってみると、"たったこれだけ?"と思われるくらい簡単です。こんなことで虫歯予防が出来るなら、やらなきゃ損損!是非、毎日の習慣にしてください!!
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■「インプラント」って怖くない?!
A しっかりした技術の医院で行えば、それほど構える必要も無い処置です。

「インプラント」(日本語訳:人工歯根)は、人工的に作る歯の根っこのことです。不幸にして、歯を抜くことになった後に、以前だったら、入れ歯を使うしかなかったのが、人工歯根を使うことで、ある意味"第二の歯"が生えたかのようになれるという、新しくかつ注目されている歯科医療技術です。

"怖いんじゃないのか?"とよく質問を受けますが、しっかりした技術の医院で行えば、それほど構える必要も無い処置です。ただ、保険対象ではありませんので、少々お高いのがちょっと難点ではあります。(もちろん、医療費控除の対象とはなりますよ)ちゃんと噛めるようになれる為のひとつの選択肢ですね。
ただ、出来うることなら、一生自分の歯で噛みたいわけで、抜かなくていいように、日々の管理こそ大切にしたいですね。
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■子供の歯の治療はどうするの?
A 十分子供と話し合い、やるしかないんだと認識させ自発的に取り組んでもらいます。

普通どんな歯科医院でも、子供を診療台に固定するためのネットが常備されています。当院でも開業時にいちおう用意しましたが、いまだ封を開けずに箱にしまったままです。

なぜか?
当院では嫌がる子供に(基本的には大人も同じ)無理やり治療することはありません。嫌がる場合は(と言っても、殆どですが)とことん付き合い、話し合い、やるしかないんだと認識させます。そうすることで大抵のお子さんは治療に前向きになり、自発的に取り組もうとするものです。
そのためにも、子供と話す際は絶対に嘘をつきません。だまして口を開けさせたりすると、かえって取り返しのつかないことになります。

子供の場合、虫歯の進行が早いのが特徴です。乳歯の構造で説明すると、表面の硬いエナメル質や象牙質が薄い(大人の歯と比べて約1/2)ためで、いったん虫歯になると、あっという間に神経に達する虫歯になってしまいます。また、ある所までの痛みに対して鈍感なところがあり、様子を見ていようとすると、突然痛いと言い出したりします。痛いと言う前に来院することをお勧めします。

乳歯の虫歯は、永久歯に生え変わる際の歯並びに大きな影響を与えます。そういった意味でも、素人判断は危険です。
ご心配な方は、一度ご相談ください。
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■歯は噛むためだけの臓器なの?
A いいえ。噛むという仕事以外に、あごを支えるという仕事があります。

 よく「片方の歯がなくても、反対側があるなら大丈夫!」なんて声を耳にしますが、本当にそうでしょうか?
答えはNOです。

確かに噛むという行為は、瞬間瞬間どちらか一方で行う訳ですが、歯にはもう一つ重要な役割があるのです。
“噛む”という動の仕事を1つの重要な歯の役割とすると、もう一つは静の“あごを支える!”という仕事、骨と同じ役割です。

実はこれが重要で、このことが噛み合せにつながる訳なのですが、きちんと説明するとなると難しいんですよねこれが。
イメージとしてお話すれば、片方の歯がないと言うことは、体において片側のどこかの骨がないのと同じで、そのままにしていると左右のバランスが取れなくなり、体がゆがんできますよね。

そうです、片方の歯がないと実際に顔がゆがんでくるものなのです。ああ恐ろしい。あなた大丈夫ですか?
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■歯の根の先が化膿したら、抜くしかないの?
A いいえ、そうとは限りません。

少し前の歯科の常識では、ある程度以上の化膿が有ったら、もう治らないので、抜くしかないといわれていましたが、最近では、根気は必要ですが、頑張ればかなり大きな病巣でも抜かずに治せるということが分かって来ています。
ただその事が、歯医者さんの間でもまだ浸透していないこともあり、以前の常識に則って治療している歯医者さんも多いようです。


歯の根の先の化膿は、多くの場合、ばい菌が根の先に溜まる事で骨の中に病巣を作る事が原因なのですから、逆にいうとそのばい菌を取り除くことで、治せることも多いのです。
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■治療途中の歯をそのまま放置すると、どうなるか、知ってる?
A 治療中での放置は、ビックリするほど早く傷みます。

  以前、治療途中での放置は、ビックリするほど早く傷むと書きましたが、その解説をしますと…。
歯は図のように、象牙質と呼ばれる材質で大半が出来ており、その周りを、よろいの役目のエナメル質が守っている形です。さて、問題は、その象牙質がエナメル質とは比べ物にならないほど、菌に対する抵抗力が弱い事にあります。

虫歯の治療途中の歯は、象牙質が外に露出しているか、あるいは露出しやすい状態になっている為、その状態が、長く続くとより虫歯が進行してしまうわけなんです。
おわかりいただけましたか?教訓、放置後の治療は、続きではなく、より進行した虫歯の治療となることが多いのです。
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■冷たい水がしみるのは、なぜー?
A 一概に冷たいものがしみると言っても、原因はさまざまです。

 これってよくある疑問であると同時に、良い質問なんです、実は。
歯の中心部には歯の神経である歯髄があります。この歯髄が何らかのダメージをうけていると、冷たい刺激に対して敏感になるという特徴があります。

で、この何らかのダメージというのが、多くは虫歯の場合で、きちんとした治療をうけないと後ですっごく痛くなるのですが、その他にも噛み合せが原因だったり、歯周病で歯の根が出ているためだったりする場合もあり、診断する上での基本となる症状なんです。

又、治療後、治療の刺激で一時的にしみることもあり、一概に冷たいものがしみると言っても、原因はさまざまです。ただ言えるのは、間違いなく何らかの原因があるということで、決して放置だけはしないようにしましょう。
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■歯石と歯垢って、どうちがうの?
A 単純に言って、歯垢も歯石もお口の中の細菌のかたまり。その点は同じなのです。

じゃあどう違うんだと言うと、歯垢はまだ新しい細菌のかたまりで、ブラッシングできちんと落とすことが出来るのに対し、歯石は時間がかなり経過しているために、文字通り“石”のようになって歯に“へばりついている”為、簡単には取れなくなってしまっているものです。

又、歯石の成分の大半は歯周病の原因となるもので、これがついたままだと歯ぐきが確実に痛んでしまうと言う、静かな悪魔だったりするわけです・・・。恐ろしい!!(汗)

おわかりいただけましたか?そして最終的に大切なことは、普段のブラッシングとフロス、それと定期点検時の歯石取りは“体の一部である歯を守る一番の手段である”という事です。
へ〜〜!!(70へーくらいか・・・?)
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■歯の神経って、なに?
A 歯の神経(正式には歯髄といいます)の役割には大きく分けて次の2つがあります。

@外来の刺激に対する警鐘をならす。
A歯に血液を供給することで、栄養を与える。
ということを考えると、 もし、歯髄をとるとどうなるか?

歯がしみたりしなくなります。歯に栄養がなくなるため、歯の材質がもろくなる事があり、また、変色がおこる場合があります。 更に、処置が適切でないと、歯の根の先の骨の中に、病巣を作ってしまいます。

おーこわ!! 歯の神経処置、お家で言うと基礎と基礎工事。地味だけどかなり大事なことなのです。
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■噛み合わせと肩凝りって関係有ると聞いたのですが、本当でしょうか?
A 噛み合わせと肩凝りは、確かに関係有ると答えるのが正解でしょう。

 噛み合わせがずれて、顎の位置が変位していたりすると、どちらか一方の関節が圧迫されたりとか、筋肉が圧迫されたりする事によって、その周囲の筋肉である肩であったり、ひいては腰であったり、全身症状に影響が出るのは既に多くの先生方も言っている事で、ほぼ間違いはありません。
当院においても、噛み合わせの治療をする事によって、そういった全身症状とか手足の痺れがとれたり、良くなった患者さんも実際にいらっしゃいます。

 ただ、「じゃあ、噛み合わせを治せば何でも良くなるのか」と言うと、決してそういう訳ではありませんが、関連性は間違いなくあると考えてよろしいでしょう。

 余談ですが、実際の治療の場面では、患者さん一人一人の噛み合わせを読み取って治療をするということが重要になります。例えば銀歯一本作るにしても、噛み合わせの位置が分かっていなければ、間違った位置でしか噛めない歯を作る事になりかねない訳で、治療したつもりが、かえって身体の調子を悪くする原因を作ってしまう事にもなります。

 もっともその辺は、経験に基づいた技術的な要素になりますので、いい先生を見つける事が大切ですね。
ちなみに先日の患者さんも、来院時点では顎がカクカクいっていたのが、帰る時には全く治っていたりして、驚かれるやら、喜ばれるやら。おっと、自慢話になってしまいましたね。またお会いしましょう。
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■私の子どもはお兄ちゃんは虫歯が多いけど、弟は少ないみたいです。同じ環境で歯磨きもしているのに何故でしょうか。

A ポイントはお口の中の細菌バランスなのです

 似たような質問に、奥さんは歯磨きも1日2回はしているし、歯医者さんで定期点検もちゃんとしているのに虫歯が多い、かたや主人はそんなに努力もしていないのにあまり虫歯がない。どうしてか?などの問合せが多くあります。

 虫歯の原因は唾液の中に含まれている細菌なのですが、細菌というのは原生動物で一つの細菌は一つの仕事しかできません。口の中では大きく分けると虫歯関連の仕事をする細菌群と、歯周病関連の仕事をする細菌群があります。例えば歯周病菌の勢力が勝っているとすると、その中では虫歯菌は殆ど仕事ができなくなっています。ですから虫歯は少ない。ところが、その中でも1本だけ虫歯が出来たりすると、ここぞとばかりに虫歯菌が集中してその歯に集まります。この例で行けば歯周病菌の勢力が強い人は虫歯にはなりにくいのですが、もしなった場合はひどい虫歯になることが多い様です。
逆に虫歯菌が勝っている人は歯石などは少ないのですが、歯の間や色んな所が虫歯になりかけていたりするケースが多い様です。

 さて、兄弟の子どもの場合を考えてみると、例えばその家庭内でお父さんが虫歯傾向お母さんは歯周病傾向だとすると、父親によく似た細菌バランスの子どもだとやっぱり虫歯傾向だったりします。これはすなわち遺伝的な傾向であるとも考えられます。
この事について、学術的な理論体系はまだ完全ではありませんが、現場の経験や臨床例ではその傾向がはっきり見られるようです。

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■歯磨きについて、色んな人から色んなことを言われて迷っています。歯磨きのポイントを教えてください。

"基本は、歯ブラシと、デンタルフロス(糸ようじ)"

 歯磨きについては、大人も子どもも同じです。専門的にはバス法や、スクラビング法など方法は何種類かありますが、方法に限らず、一番重要なことは汚れがついている所に毛先がちゃんと当っているかどうかですね。特に歯と歯の間や歯茎との境目などです。ブラシの当て方については、ここで説明してもどうしても、うまくは伝わらないんですよね。だって、実際にご本人に直接指導させてもらっても、上手く伝わらないときもあるわけですから…。やっぱ、いかに毛先がちゃんと…ですね。

 歯ブラシについて、硬めがいいのか柔らかい方がいいのかという質問も多いのですが、私は硬めをおすすめしています。なぜなら、柔らかいと毛先が曲がったりして、細かな所まで毛先が入りこめなかったり、汚れを掻き出せなかったりするからです。

 硬いブラシだと歯茎を痛めないかという質問もありますが、逆に、硬いブラシで磨くことによって、少々のことでは痛まない、引き締まった正常な歯茎の状態になってきます。それでも、歯茎の状態が改善しない場合は、歯周病等の疑いがありますので歯医者さんに見てもらいましょう。
歯がちゃんと磨けているかどうかはTVコマーシャルなんかでよくやっている「染め出し」をすればよくわかります。染め出し用の薬剤は薬局でも手には入りますので、ぜひご家庭で試してみてください。

 また、電動歯ブラシがいいのか、手動がいいのかという質問もありますが、電動歯ブラシの場合細かな動きを電気モーターがやってくれるので、楽に磨きやすいというメリットはあります。ただし、歯磨きをする際重要なのは、汚れが付着している部分にきちんとブラシをあてて磨けるかどうかですから、それがキチンと出来れば、電動か手動かの問題については好みで選んでいただいて結構ではないでしょうか。

 ちなみに、染め出しをした後電動ブラシでみがいて、「すごい。よくおちる。」と驚くコマーシャルがありますが、あれについては染め出しをして汚れが残っている部分を特定した上で電動歯ブラシをあてる訳ですから、おちて当然でしょう。そこを普通の歯ブラシで磨いても、染め出した汚れは同じ様に落ちるわけです。これは、電動歯ブラシの効果、というよりは「染め出し」の効果、をコマーシャルしているのであって電動歯ブラシの方が汚れが……というわけではありませんので。コマーシャルって上手ですよね。

 あと、右利きの人の場合、右の糸切り歯(中央から3番目の歯)の周辺が磨けていないことが多い様です。なぜかというと、左の奥から磨き始め前歯まできたら歯ブラシを持ち替えて右の奥から磨くパターンの人が多く、その場合、右の糸切り歯周囲を磨き忘れる傾向が非常に多いためです。
 最後にデンタルフロス(糸ようじ)についてですが、これはぜひ使ってもらいたい。なぜなら、歯ブラシでは歯と歯が接している部分までは入りこめないからです。そこに汚れが有る場合はデンタルフロスでしか取る事は出来ません。歯ブラシだけでは、歯と歯が接しているところの汚れが少量でもどうしても残るため、そこから虫歯を作る人が大半なんです。デンタルフロスを使うと使わないでは、大きな差が必ず出ちゃいます。ちなみに、欧米ではデンタルフロスを使ってないと"えっ?"っていわれるぐらいに使うのが当り前になってきているそうですよ。
あの、"プリティ ウーマン"でもやっぱフロスを使っているシーンあったでしょ。(ちょっと古いけど…。)

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■今はやりのホワイトニングについて、注意点と金額を知りたいのですが。

やり方にはホームホワイトニングとオフィスホワイトニングがあります。

 
オフィスホワイトニングというのは、歯科医院で特殊な薬剤を歯につけそこにレーザー光線を当てて白くしていくようなやり方なのですが、いまは家庭で手軽に出来るホームホワイトニングが主流になりつつあります。
ホームホワイトニングのやり方は、特殊ゴムのマウスピースのようなものを歯科医院でまず作り、その中に特殊なジェルを入れて歯にはめ、一晩そのままにしてもらう方法です。確かに、かなり白くなります。

 半永久的に白いのかという質問ですが、白さについてはほぼ継続すると言って良いでしょう。ただし、当然表面に汚れ等が付着すると汚れてきますので、その辺の対応は、PMTCの項目を見てください。
 薬剤については、基本的に身体に害があるものではありませんが、歯科医の指示の元でちゃんとやった方が安心です。たまに歯がしみたり、ジェルをいっぱいつけ過ぎて歯茎が痛くなる人もいますからね。

 また、当然ですが虫歯がある人は、その虫歯の部分にジェルが入ると、しみたりしますので、キチンと治療を受けてからにしてください。その辺も含め、信頼の置ける歯科医院を選ぶのもポイントです。
 期間についてはその人の要望度合いにもよりますが、1週間も続ければ効果が実感できるくらい出ます。
 金額については、医院間によってかなりばらつきがあるようです。当医院ではかなり安く(ほんと!)やっていますが、宣伝をするページでもないので詳細はご容赦ください。

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■36歳主婦です。歯並びが前から気になっているのですが、この年齢からでも矯正できるでしょうか。子供も2人いるので、子供の矯正についても知りたいのですが。
 
まず、矯正をする時期についてお答えします。
昔は年齢が高いと矯正は難しいと言われていましたが、技術革新により今は年齢に関係無く出来ます。私の知る限りでは55歳からされた方もいらっしゃるくらいですので、問題ありません。
ちなみに矯正をする場合、歯を移動させるとき、骨が活性化してきます。その性質をうまく活用して、歯周病の治療に役立てる場合もあります。あ、話が外れましたね。でも、まあ、そこまで考えて治療すると、結果が楽しいものになってくるんですけどね……。

 さて、子供の場合だと症例にもよりますのでいつと一概に言えないのですが、おおむね、大人の歯が生え揃う頃から、矯正装置などをつけることが多いようです。
ただ、そうではなくて大人の歯が生える方向をこっちの方がいいですよとガイドし、噛み合わせを誘導する"咬合誘導"と言う治療があるのですが、それを併用する場合はその限りでは無く、生え変わりの時期(混合歯列期というのですが)、から始める事が多いですね。

 ところで、矯正をするとなると矯正装置を何らかの形で歯にはめなければならなくなるので、それ自体のストレスがかなり大きくなります。特にお子様の場合、本人が矯正をしたいという強い気持ちがないと途中で止めてしまうケースもあるので、事前に矯正に取り組む意味等を、本人と、ご家族の方が納得された上で、取り組みましょう。

また、例えば上の真ん中の歯が、生えてすぐの頃は歯がハの字に生えていると言う様なケースがありますが、それは学問的には「みにくいアヒルの子」の時期と言う風に言われており、その後、隣の歯が生えてくることによって自然と改善するケースが多いですので、その段階ではまだ様子を見るという対応で良いと思います。

 それから、よく歯並びが悪いと噛み合わせが悪い、と思われる方がいらっしゃいますが、それぞれは関連はありますが、別の問題、と捉えてください。もともと"噛み合わせがよい"というのは、多少歯並びが悪く見えても、生体のバランスに合った位置で、上下の歯がきちんと機能的に噛み合っていることをいいます。 極端な話、逆に、見た目の歯並びは良いけれど、きちんと噛めなくて、噛み合わせが悪いケースもあるわけです。"きちんと機能的に噛めて、見た目も良い"が、矯正の目標だと思います。

 最期に、矯正治療の期間や金額についてですが、それは症例により大きくちがいますので、ここではお答えのしようがないんです。それについては、実際に治療をされる時に、信頼できる担当医に納得の行くまで説明をしてもらうことをお勧めします。
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■フッ素ってなんですか?
 
 A. まず、フッ素を塗る効果についてですが、歯の表面にハイドロキシアパタイト(エナメル質の主成分です)が形成されている時、(例えば乳歯であるとかいう生えたばかりの永久歯の状態を考えてください)その表面にフッ素が作用する事によって、ハイドロキシアパタイトの多くが、酸に侵されにくいフルオルアパタイトというものに変化します。そうなる事によって、虫歯菌に対しての抵抗力が強くなり、虫歯になりにくくなるという効果があります。

 次に、フッ素を飲みこんだ場合ですが、飲みこんだフッ素は大腸から吸収され、体の中で形成されている硬組織(歯と骨の事です)、すなわち今作られている歯と骨にのみ沈着します。ゆえに、残念ながら成人して骨や歯が硬くなっている人には子供ほどは効果がありません。

 また、フッ素を飲みこんだ場合の害が心配ですが、例えばアメリカ合衆国においては1960年代までは、非常に虫歯が多かったため、当時の歯科医師会が水道水にフッ素を添加しようと考え、実行した結果、虫歯は激減しました。現在も継続して水道水に添加されていますが、それを飲んでいるアメリカ合衆国の人達にフッ素による障害者が出ている報告は今の所ありません。すなわち、適正な量であれば摂取しても問題ないのではないかと考えられています。それよりも、虫歯予防に効果がある事が実証された事の方を、結果重要だと考えた方が良いのではないでしょうか。
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■親知らずは必ず抜かなければならないの?
 生えている状況によって違います。生え方に特にやっかいな問題もなく、噛んだり、あごを支える動きにきちんと機能していれば、全く問題はありません。が、現代人の場合、太古の昔と比べ硬いものを咀嚼しなくなっている為、あごの大きさが退化傾向にあり、親知らずの生えるスペースがなくなってきています。その為、多くの人の場合、親知らずが無理に生えて来ていたり、清掃が困難だったり、また、その手前の歯に悪影響を与えてしまうようなことになるようです。そういう場合は、お口全体のバランスを考えて抜いてあげた方が良いケースもあります。

 抜くと痛かったり腫れたりする心配ですが、下顎の埋まっているような親知らずを抜いた場合はそういう可能性が高くなりますが、上顎の場合はまずそのような事は無いといっていいでしょう。ただ、下顎であっても必ず痛い、腫れる、というわけではないので、十分な説明を受けてから処置してもらいましょう。
■親知らずのいろいろ
(1) (2) (3)
(1)ほぼ正常に生えている親知らず
(2)斜めに生えて半分しか顔を出せない親知らず(半埋伏歯)
(3)顎の骨の中に完全に埋まっている親知らず(水平埋伏歯)

 繰返しになりますが、抜く、抜かないの判断や、抜くときの処置内容は状況によって違ってきますので、担当の歯医者さんに相談し、十分納得された上で処置してもらいましょう。
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■歯科の治療期間・医療費について教えて下さい。
 当院では、お口のトータルバランスを重要視した治療を行っております。これはむし歯の治療だけでなく、歯周病の予防治療、噛み合わせの確認など“お口をひとつの単位”として行う治療です。つまり従来の“歯1本をひとつの単位”として行う治療法と比べて治療後の良い状態を永い期間安定して保つことができる治療法です。また、それにより治療期間を大幅に短縮することが可能になるというメリットがあります。

 一方で、デメリットとして治療費(窓口負担金)の問題があります。それは、多数の治療箇所がある場合、短期間で集中して治療を行う場合は、1回あたりの治療内容が濃くなり、1回あたりの治療費も高くなります。1回あたりの治療内容を少なくすれば、治療費も低くなりますが、来院回数が増えるとともに治療費が発生しますので結果的に見れば、治療費に関しては同じ事と言えるかもしれませんね。

 例えるとすれば、3本の虫歯の治療を1日の治療・治療費(窓口負担金)4,500円で行うか、3日・治療費(窓口負担金)1,500円×3回に分けて行うかの違いです。
 治療の前に、治療方針、治療計画についてご不明な点がありましたら遠慮なくお尋ねになったほうが良いかと思います。そして患者さん自身が納得した上で、治療を進めていく事が一番大事なことでなかと私は考えます。
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■どうして虫歯になるの?

 風邪は万病のもとと言われるように、むし歯も万病のもとです。むし歯に気づいたら、できるだけ早く歯科医院へ行きましょう。

 むし歯の病原菌と言われているのはストレプトコッカス・ミュータンスという、普段は私たちの口の中にいる細菌です。この細菌は口の中に残った食べ物のかす、特に砂糖によって酸をつくり、この酸が歯の表面を分解して穴をあけ、むし歯をつくるのです。

 歯にはむし歯になりやすい場所があります。それは特に歯の溝、歯と歯の間、歯と歯ぐきの間のように清掃しにくい場所で、これらの場所には食べもののかすが溜まりやすいので、歯みがきの際には意識して丁寧にみがくことが大切です。歯と歯の間は1日1回でいいから糸ようじを使用しましょう。

私たちの歯は、一生のうちに1回生えかわります。20本の乳歯は28(32)本の永久歯に生えかわりますが、永久歯は一端失ってしまうと二度と生えてきません。歯はそれぞれ大事な役割をもっています。

もし虫歯になってしまったら、できるだけ早く治療を受け、1本でも失うことのないように大切にしましょう。

むし歯の治療が終わったら正しいブラッシング(歯みがきと糸ようじ)を心がけ定期検診を受けるように心がけましょう。

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■歯が欠けたり穴があいたり詰め物が外れただけで、また、まだしみたり痛んだりしてない歯が治療した後で、かえって痛みが出ることがあります。なぜでしょう?
 痛みがなく見た目が小さくても虫歯に感染した歯質が少ないとは限りません。虫歯に感染した歯質は完全に取り除かなければ虫歯の再発の原因になるので徹底的に除去します。

 しかし、その量があまりに多く歯髄(一般的に神経と呼ばれている)に近くなって痛みが出る可能性もあります。痛みが一過性の場合もあるので、歯髄そのものも身体にとって必要な大切な臓器ですので、安易に即歯髄をとるのは避けるべきだと考えます。

 ですから痛みが出る可能性があっても、私たちは歯髄を取らずにその痛みが一過性のものなのか、治らない痛みなのか様子をみる場合があるのです。
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■歯の健康を保つためにはどんな方法があるのでしょうか?

 「歯周病の予防」に重点をおいて考えてみましょう。大きく分けて2つあります。
 それは、患者さん自身が行う「プラークコントロール(ブラッシング)」と専門医が行うプロフェッショナル(P)・メカニカル(M)・トゥース(T)・クリーニング(C)「PMTC」と呼ばれるものです。

 第1番目の方法とは、患者さんが行う「プラークコントロール」、口腔清掃のことです。治療後に患者さん自身が身に付けた正しい方法を実行できれば良い訳です。
 第2番目の方法とは、歯科医師や衛生士によって行われるメンテナンス(PMTC)があります。この第2番目の方法がより重要なものです。どのようなことをするのかというと

1、現在の歯と歯肉の状態のチェック
2、治療終了時の状態と現在の状態との比較
3、プラークの検査
4、歯石、歯垢の除去
5、患者さんが行っている口腔清掃法のチェックと指導

 以上の資料から検討し、再発がなければ数ヵ月後にもう一度メンテナンスということになります。もし再発が認められれば、この時点から再度治療をはじめ、健全な状態に戻してメンテナンスとなっていきます。

 再発を早期に発見し、悪い状態を取り除くことができる訳ですから、面倒がらずに、歯科医院へ行きましょう。特に、歯周病の再発を防止するのは、治療するのと同じくらい大切でかつ重要なことです。歯科医師は定期的に患者さんのお口の中のメンテナンスをしなければなりません。

 毎日使う歯ですから、皆さんもきちんとメンテナンスを受けて良い状態を長持ちさせましょう。

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「歯科」本音の治療がわかる本
出版社  法研
著 者 熊谷 崇・秋元 秀俊
 
歯がわかる本
出版社 みずうみ書房
著 者 鴨井 久一

当院待合室に置いてあります。お気軽にどうぞ…


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